【投資の教科書:第5章】ほったらかしでOK!ネット証券の口座開設と自動積立の設定ガイド

オルカン基本

「オルカンをNISAで買うって決めたけれど、具体的にどう動けばいい?」

「機械音痴の自分でも、スマホだけで設定できる?」

長期投資、複利の重要性まで理解できたら、あとは「実践」あるのみです。ここまで読み進めてきたあなたは、もう投資を始めるための知識の土台が100%完成しています。

今回は、インデックス投資の2大王道ネット証券である「SBI証券」「楽天証券」を例に、NISA口座の開設からオルカンの自動積立設定を完了するまでの全手順を、完全初心者向けに分かりやすく解説します。

スマホとマイナンバーカード(または運転免許証)をお手元に用意して、一緒に一歩を踏み出しましょう!

【投資の教科書:第1章】これだけでいい!初心者こそ「オルカン」を選ぶべき理由
「将来のために投資を始めたいけれど、何を買えばいいのかさっぱり分からない…」「損をするのが怖くて、なかなか一歩を踏み出せない…」将来への不安から投資に関心を持つ人が増えている一方で、株、債券、不動産、投資信託、暗号資産……世の中には星の数ほ…

【共通】ステップ1:NISA口座を開設する(約10分)

どちらの証券会社を選んでも、最初の「口座開設」の流れはほぼ同じです。すべてスマホ1台で完結します。

1.公式サイトから申し込む:所要時間:2分。

選んだネット証券(SBI証券または楽天証券)の公式サイトへアクセスし、「口座開設」のボタンを押します。まずはメールアドレスを登録し、送られてきた認証コードを入力します。

2.お客様情報を入力する:所要時間:3分。

氏名、住所、生年月日などを画面の指示通りに入力します。

※最重要: 入力途中に「NISA口座を申し込む」というチェック項目が必ず出てくるので、絶対にチェックを入れてください(これを忘れると税金がかかる通常口座だけが作られてしまいます)。また、口座種別は確定申告が不要になる「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのが一番楽ちんです。

3.本人確認書類をスマホで撮影する:所要時間:3分。

一番おすすめなのは「スマホで本人確認」という方法です。マイナンバーカード(または運転免許証)と、自分の顔をスマホのカメラで指示通りにパシャパシャと撮影するだけで、書類の郵送なしで提出が完了します。

4.ログインIDを受け取り、初期設定する:所要時間:2分。

最短翌営業日〜数日で証券会社側の審査が完了し、メールで「ログインID」と「パスワード」が届きます。証券会社のサイトにログインし、暗証番号の設定や、自分の銀行口座(積立代金を引き落とす口座)の登録といった初期設定を済ませましょう。

注意:税務署の審査について

ログインした時点で「特定口座」での取引は可能になりますが、「NISA口座」が完全に開くには、証券会社から税務署への二重開設チェック(1人1口座のルールがあるため)が入るため、さらに1〜2週間ほどかかります。税務署の審査が完了すると、「NISA口座開設完了」のメールが届きます。それまでリラックスして待ちましょう。

ステップ2:オルカンの自動積立を設定する

「NISA口座開設完了」の連絡が届いたら、いよいよ本番!オルカンの自動積立を設定します。一度設定すれば、来月からは文字通り「完全ほったらかし」になります。

各証券会社のスマホサイト(またはアプリ)での具体的な手順は以下の通りです。

1. SBI証券の場合

1.銘柄を検索する:「オルカン」で検索。

SBI証券にログイン後、メニューの「投資信託」の検索窓に「オルカン」または「eMAXIS Slim 全世界株式」と入力して検索し、該当する商品の詳細ページを開きます。

2.「積立買付」へ進む:

画面内にある「積立買付」のボタンを押します(※「注文」や「スポット買付」は1回きりの購入になってしまうので注意)。

3.ファンドの設定(口座選択):

決済方法(クレジットカードまたは現金引き落とし)を選び、積立コース(「毎月」が王道)を選択します。

※超重要: 預り区分で必ず「NISA(つみたて)」を選択してください。

4.金額を入力して完了:100円から設定可能。

「積立金額」の欄に、あなたが毎月投資したい金額(例:10,000円)を入力します。目論見書(もくろみしょ:商品の説明書)を確認し、最後に取引暗証番号を入力すれば設定完了です!

2. 楽天証券の場合

1.銘柄を検索する:「オルカン」で検索。

楽天証券にログイン後、ページ上部の検索窓から「オルカン」と検索し、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をタップして詳細画面に進みます。

2.「積立設定」へ進む:

画面下部にある「積立設定」のボタンをタップします。

3.引き落とし方法と枠の選択:

「楽天カード(クレジット決済)」「楽天キャッシュ」または「証券口座(銀行引き落とし)」からお好みの支払い方法を選びます。

※超重要: 区分を選択する画面で、必ず「つみたて投資枠」にチェックが入っていることを確認してください。

4.金額とコースを設定して完了:

「毎月積立」を選び、積立指定日(任意の日)と、毎月の積立金額を入力します。分配金コースは自動的に一番複利効果が高くなる「再投資型」になります。目論見書を確認し、暗証番号を入力すれば完了です!

設定に関するFAQ(よくある質問)

初めての注文で不安になりやすいポイントをまとめました。

Q1. 設定した「最初の買い付け」はいつ行われますか?

A. 引き落とし方法によって異なりますが、およそ「翌月」からスタートします。

例えばクレジットカード決済を選んだ場合、「毎月〇日までの設定で、翌月〇日買い付け」という締め切り日が決まっています。設定完了画面に「初回買付予定日」が必ず表示されますので、そちらを確認してください。それまでは口座にお金を入れておく(またはカードの枠を開けておく)だけで、何もせず待っていれば大丈夫です。

Q2. 毎月の積立金額の「変更」や「停止」はどうやればいいですか?

A. 今回設定した画面と同じメニューから、いつでも1分で変更・解除できます。

「今月は少し家計が厳しいから1,000円に減らそう」「ボーナスが入ったから今月だけ増やそう」といった変更はスマホから何度でも可能です。一度設定したからといって、ずっとその金額を強制されるわけではないので安心してください。

Q3. 「特定口座」と「NISA口座」を間違えて買ってしまったらどうなりますか?

A. 後から「NISA口座」へ中身を引っ越すことはできません。

もし間違えて「特定(課税)口座」の枠で積立設定をしてしまうと、将来出た利益に約20%の税金がかかってしまいます。不自然に思った場合は一度積立設定を解除し、必ず画面の表記が「NISA(つみたて)」または「つみたて投資枠」になっていることを指差し確認してから、再度設定し直してください。

【まとめ】あとは時間の経過を楽しむだけ!

本当にお疲れ様でした!

口座開設の申し込みから、実際の積立設定まで、一連の流れがイメージできたでしょうか。

  • 口座開設時: スマホで本人確認を選び、「NISAを申し込む」にチェックを忘れない
  • 積立設定時: 必ず「つみたて投資枠(NISA区分)」を選んでオルカンを買う
  • 設定完了後: あとは大暴落が来ても売らずにガチホし、何年もほったらかす

ネット証券の初期設定は、人生の資産形成において「最も面倒くさくて、最も価値のある10分間」です。ここさえ乗り越えてしまえば、あなたの代わりに「長期×複利」の最強の雪だるまシステムが、24時間体制で自動的にお金を育て始めてくれます。

知識は完璧です。あとはあなたのスマホから、未来の自分へ向けた最初の小さな一歩を踏み出すだけです。あなたのガチホの旅の始まりを、心から応援しています!

[参考]
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS(イーマクシス)

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